しばらく前からテストされていたGoogleの新しい検索結果のデザイン。
2014年3月に入り、一斉に反映され、そのバグの多さに物議を醸し出していた新しい検索結果のデザイン。
こちらがついに本日3月14日に正式リリースされた様子です。
Google検索のリードデザイナーJon Wiley氏がGoogle+上で次のように説明しています。
You may have noticed that Google Search on desktop looks a little different today.
Towards the end of last year we launched some pretty big design improvements for Search on mobile and tablet devices (mobile first! :-). Today we’ve carried over several of those changes to the desktop experience.
正式リリースに伴いネット上で報告されていた、
- 検索結果のタイトル部分に等の見に覚えのないタグが表示される
- タイトルが全て「…」と表示される
等のバグはひと通り解消されている様子です。
では新しい検索結果のデザイン
初めて見た時、やけに白いな…と感じました。
こちらが変更前の検索結果。
やはり今のところ、こちらがしっくりくる気がします。
とはいえ、新しいデザインが正式リリースされたのですから慣れないとですし、変更点はしっかりと抑えて対応しないとです。
新しい検索結果デザインの主な変更点
- 大きくなったフォントサイズ
- 広告に付けられた黄色のラベル
- リンクに下線がなくなった
- タイトルタグの表示が30文字前後になった
が挙がります。
ビジュアル的な変更点については恐らくスマートフォンでの検索結果に告示させたのだと思われます。
2014年は更にmobile、Tabletの利用率が伸び、パソコンがメインデバイスでは無くなる事が予測されています。
普段見ているGoogle検索結果はスマートフォン版になり、しっかりと腰を据えて検索したいときに初めてパソコン版の検索結果を閲覧することになる可能性があります。
スマートフォンでの検索結果
伴ってスマートフォンとパソコンとでビジュアル的な違和感をなくすために、スマートフォン版の検索結果が標準化されたということになります。
これはとても良いことだと思いますし、なれるのも時間の問題とは思いますが、どうしても本当に最適化が出来ているのかと問われると疑問符が残ります。
スマートフォンとパソコン間での違和感を払拭しつつも、双方ユーザビリティ的にもっと最適化する方法はあるのではないかと個人的には思ったりします。
英語だとカッコイイ!と思ったレスポンシブのテーマやテンプレートををそのまま日本語に変えてしまった時の虚しさ的なものも感じたりします。
さておき、天下のGoogleの仕様なので、僕には所見では理解できない深い見通しがあるのかもしれません。
問題はタイトルタグの表示文字数の変更です。
パンダやペンギンの度重なるアップデートを生き抜いて、現在上位に生き残っているサイトが突然下落することはそう無いでしょうし、今回のデザイン変更が順位変動に影響をおよぼすとは思えません。
よって劇的な順位変更は無いはずです。
しかしながら、掲載順位も大切ですが、大半のユーザーは検索結果から閲覧するページを選択する指標としてタイトルタグで閲覧ページを選択しています。
表示されるタイトルタグの文字数が変動するということは、検索結果のクリック率、すなわちサイトへのアクセス数にも大きく影響をおよぼす可能性が高いということになります。
例として弊社ブログを取り上げます。
中でも人気の高いこちらのエントリー
【企画書やチラシにひと工夫】ビジネスに即役立つデザイン10のコツ。」
こちらのブログのタイトルは意図的に
- どんなユーザー層に(ビジネスマン)
- 何を(綺麗な企画書やチラシの作り方)
- どれくらいの労力で習得できる(簡単に)
といった点を意識して作成されています。
従来の検索結果のままのYahooでは、
(Yahoo!はGoogleの検索エンジンを利用しているので基本的に検索結果の順位は一緒です。)
この通り、狙ったとおりに表示されています。
しかし、Googleの新しい検索結果では、
推測をすれば内容がわかるものの、少々意味がわからないページタイトルになってしまっています。
このページタイトルの場合はダメージが少ないですが、物によっては完全に魅力を失ってしまっているページも存在する可能性があります。
因みにスマートフォンでは、
従来の検索結果同様に表示されています。
こちらは問題なさそうですね。
とはいえ、せっかくビジュアルの違和感をなくしたのに検索結果に表示されるページタイトルが違うなんて少し残念です。
これはパソコンの検索結果の仕様上仕方がなさそうなのですが。
興味のある方はブラウザのDeveloperツール(⌘(Ctrl)+Option(Shift)+iで表示されます)を利用して
#res h3.r部分の
overflow: hidden;
を解除してみてください。
スマートフォンと同じ文字数が表示されます。
今回のデザイン変更を期にページタイトルを見なおしてみてはいかがでしょうか
せっかく良い順位にページが表示されているのに、ユーザーがクリックをしてくれないなんて悲しいですよね。
企業サイトや店舗サイトをお持ちの方はもちろん、ご自身のブログを運営されている方々も今回のデザイン変更を期にページタイトルを見なおしてみてはいかがでしょうか。
検索するーユーザーの立場に立って愛情を持ってページタイトルをつけると、きっとクリック率が上がりサイトへのアクセス数も伸びるはずです:)