はじめまして。
StudioSPECのえりこです。
普段はシドニー在住ですが…
現在は一時的にNSWの田舎町で農場のお手伝いをしています!
誘惑が少なく、規則正しく過ごせているこちらでの生活を満喫しつつも、やはり都会での暮らしに比べて目に飛び込んでくる情報量は少ないです。
だけどデザイナーとして成長し続けるためにはどんな環境であっても、できるだけ多くのデザインを見るようにしています。
デザイナーとして成長し続けるために
例えば、この町で私にとって最も刺激的な場所…
町で唯一のスーパーIGAの雑紙コーナーで、最新のデザインチェックは欠かせません!
※IGAとはオーストラリアのスーパーマーケットで、2大メジャースーパーマーケットWoolworths(ウールワース)とcoles(コールズ)に次ぐシェア誇っています。割りと郊外に多い傾向があります。
そしてもちろんネット上で情報収集もします。
まとめサイト等で大量の情報からインスピレーションを得るのも大事ですが、一つの広告からじっくりとデザインを学ぶのもまた勉強になりますよね。
今回はデザインの教本を読むように、広告と向き合えるサイトを紹介します。
その名も
朝日新聞広告の広告事例データベース
http://adv.asahi.com/data-base/
朝日新聞に現在まで掲載された、様々な業種の、質の高い広告が閲覧できます。
新聞広告といっても、ポスターのようなものから、雑紙のような情報の多い広告まで幅広いです。
どの広告も個性豊かで、雰囲気たっぷり。
読者の興味を引く工夫があちらこちらに見られ、さすがプロだな〜と思わされます。
とっても便利な検索機能
検索機能はデータベースサイトの醍醐味ですね。
検索結果画面
このサイトでは
- 業種別
- 掲載日
- カラー
といった項目別に検索することができます。
業種別でみると
各企業の広告戦略を比較できて、面白いです。
数回に渡って掲載されているものもあり、毎回異なるレイアウトでの展開が見れます。
また同じ企業名で検索すると、
去年と今年の広告がどう変わったか?
まで見れてしまうのです。
商品の裏話や読者の声も掲載
広告によっては、そのキャンペーンに関する記事や商品開発の裏話が同時に掲載されている事もあります。
さらに読者の声という欄では、20代〜60代と幅広い年代から寄せられた、広告の感想を読む事ができます。
良い広告を見つけたら、
なぜ良いのか?
を理解することは大切ですよね。
この読者の声から、自分では気付かなかった広告の魅力が発見できるかもしれません。
忘れたくない「立体的な視点」
最後に、これらはあくまでも新聞という、たくさんのページの中の広告です。
新聞をめくって読む、読者のことを考えた広告デザイン
であるはずです。
読者がページをめくる瞬間、そして裏面がある。
実際にデザインをしている時は画面という平面で見がちです
ですが、一歩先を見て最終的な紙面を想像する、立体的な視点を持つ事も忘れたくありません。
残念ながら、このサイトでは新聞全体の中の広告として見ることはできませんが、そこまで想像してこの広告を見ていきたいものです。